ソウル近郊にある新名所の「雲渓のつり橋」を訪れた人が100万人を突破した。
京畿道・坡州の紺岳山(675㍍)に、山岳のつり橋として昨年9月末に開通。週末には平均5500人が訪れる人気スポットになっている。
紺岳山は昔から臨津江を挟む南北の交通の要衝地であり、韓国戦争の際には、国連軍の一員として参戦した英国軍のグロスター市出身の部隊が激しい戦いを繰り広げたことで有名だ。
紺岳山は北朝鮮・開城の松岳山(705㍍)、抱川の雲岳山(936㍍)、加平の華岳山(1468㍍)、ソウルの冠岳山(629㍍)とともに「京畿五岳」と呼ばれる名山だ。山林庁が指定した全国100大名山にも選ばれている。
坡州市は、28億㌆をかけて長さ150㍍、幅1.5㍍の雲渓つり橋を建設した。渓谷にかかる山岳のつり橋としては韓国最長だ。紺岳山の山腹を取り巻く全長21㌔㍍の循環型登山コースも新設した。名前に「岳」の字がある山は険しく、登るのが大変だといわれるが、紺岳山は他の「岳」がつく山に比べて比較的登りやすいとされる。