高さ555㍍の韓国最高層ビル、ロッテワールドタワーが完成し、ソウル市から入居可能な建築物として使用承認を受けた。来月から展望エリア(117~123階)を公開し、グランドオープンは4月3日の予定。
ロッテワールドタワーは、1987年にロッテグループ創業者の辛格浩総括会長がソウル南東部の蚕室で敷地を買い入れたことから始まった。だが、グループ内には強い反対があった。超高層ビルの建設事業は莫大な資金がかかる半面、短期間での収益が期待できないためだ。辛総括会長は「世界最高の何かがあれば外国人観光客を呼ぶことができる」と主張し、反対を押し切った。
本格的な工事は2010年11月から始まり、これまでに延べ500万人以上が工事に投入された。15年12月に最上階(123階)に最後の鉄骨構造物を上げ、上棟式を行った。昨年10月には全面ガラス張りの外観工事を終えた。
ロッテワールドタワーはドバイのブルジュ・ハリファ、上海タワーなどに続き世界で5番目の高さとなる。