ロッテシネマは、ソウル・蚕室のロッテワールドタワー内の映画館でLED(発光ダイオード)スクリーンを設置した「スーパーS」上映館をオープンした。世界初の映写機のない映画館だ。
この映画館に設置されたのは、サムスン電子が今年3月に米ラスベガスで開かれた世界的な映画産業博覧会「シネマコン」で初公開した「サムスンシネマLEDスクリーン」だ。
このスクリーンは映写機を使用せず、画面自体がテレビのように発光して映画を映し出す。そのため、これまでのプロジェクター方式の劇場用映写機よりも画面が一層明るくなり、コントラストもはっきりする。画質は4Kの超高画質だ。
サムスン電子の金炫奭・映像ディスプレー事業部長は「サムスンのディスプレー技術力で世界で初めて商用化に成功した」と述べ、2020年までに世界のスクリーンの10%まで普及させる目標を明らかにした。