ソウル市の北東部、江北区牛耳洞と東大門区新設洞を20分で結ぶ全長11.4㌔㍍のミニ地下鉄「牛耳新設線」が2日開通した。
全区間地下を走る無人運営の鉄道で、13の全駅舎において商業広告を排除した文化、芸術空間として設計され、壁や床などが新進作家の作品で飾られるギャラリーになる。車両は2両編成の全36両。現代ロテムの昌原工場で製造された。
この日、朴元淳ソウル市長ら500人が参加して北漢山牛耳駅の車両基地で開通式が行われた。朴市長らは「走る美術館」のコンセプトで内部がラッピングされた車両に乗り、新設洞駅まで移動した。
これまで、事実上バスのみだった公共交通システムが大幅に改善され、ソウル地下鉄1号線、4号線、6号線とも接続する。
無人運営のため、計403台の監視カメラが車両やホーム内部などに設置され、総合管制室で24時間モニタリングされる。