韓国でエコ公共交通機関としてトラム(路面電車)が脚光を浴びている。政府は2021年に開通に向け、今年2月にトラム設置のため道路交通法を改正し、準備を進めている。
韓国鉄道技術院が最近開いたトラム説明会には23の自治体がトラム都市をめざして応募した。特に、京畿道からは水原、城南、安山、華城、始興など7都市にのぼった。
ソウル、仁川、済州などは早くから導入をめざしており、今後熾烈な導入競争が展開される見通しだ。
トラムは、架線を設置せずに電池を利用して走る。韓国ではすでに5両編成で一度充電すれば35㌔㍍走行できるトラムを開発済みだ。
現在トラムが導入された都市は欧州を中心に世界で200カ所、路線は400にのぼるとされる。韓国でトラム設置が本格化すれば、現代ロテムなどトラムメーカーの起爆剤にもなる。