現代自動車は、貨物運送用の大型トラックで自動運転試験に成功したと発表した。大型トラックによる高速道路での自動運転成功は、国内で初めて。
自動運転試験に使われたのは、トレーラーを連結した40㌧級トラック。ドライバーは自動運転のボタンを押して、すぐにハンドルから手を離し、ソウル南方の京畿道義王市から仁川市までの約40㌔㍍区間を自動運転で走行した。ハンドルを握ったのは、高速道路のジャンクションと料金所進入時だけだ。
スムーズな車線変更や前方を走行する車両の車線変更感知、渋滞など交通状況に伴う停車と発進、トンネル通過など予定していた試験項目をすべてクリアした。
大型トラックは、一般的な乗用車と比べて長さ3.5倍、幅1.4倍、重量9.2倍と大きい。このため、より精密な技術が必要で、カメラのほか様々なセンサーを装着した。
今回の試験は、米国の非営利団体の自動車工学会(SAE)基準でレベル3に相当する。