現代自動車グループ傘下の物流大手、現代グロービスは11日、ロシアの極東ウラジオストク商業港を始発とするTSR(シベリア横断鉄道)で運行する急行(貨物列車)の出発イベントを行った。
この列車は西部サンクトペテルブルクまでの1万㌔㍍を12日間で直行する。従来の海上輸送に比べ、所要時間をほぼ半分に短縮できる。積載物は、現代自動車のサンクトぺテルブルク工場に供給する自動車部品だ。
この運行区間ではこれまでも鉄道貨物の運行は行われていたが、ノンストップで走る急行列車を使った定期運行は韓国企業では今回が初。
出発イベントには東方経済フォーラム参加のため当地を訪れた李洛淵・国務総理も出席し、「ブロックトレインで始まったこの事業が韓半島横断鉄道とTSRを連結する事業にまでなれば、韓国はついに島から抜け出し、ユーラシアの一部に名実ともに編入される。ウラジオストクは東の果てではなく、重要な通路として発展する。ともに努力しよう」と強調した。