仁川港の第7埠頭に並ぶ16本のサイロ(穀物貯蔵倉庫)の外壁に描かれた高さ48㍍、長さ168㍍の野外壁画が「世界一大きな壁画」としてギネスブックに登録された。仁川市は17日、これを受け登録記念式を行った。
壁画面積は2万3689㍍に及ぶ。これまでは米コロラド州のプエブロ堤防に描かれた面積1万6554平方㍍の壁画が最大だった。
壁画は本の背表紙が並ぶ形で描かれており、右から春夏秋冬の四季ブックカバーと成長過程を意味するフレーズが16冊の本のタイトルとしてデザインされている。
壁画制作は準備期間を含め1年。22人の壁画専門の画家が100日間かけて描いた。使われたペンキは86万5400㍑に及ぶ。
壁画が描かれたサイロは1979年に建設、一部老朽化していた。仁川市はこれを観光資源として活用するため、野外壁画を思いついた。同市は「サイロが大壁画に変貌し、月見島とチャイナタウンなどとともに仁川の観光活性化に貢献するだろう」と期待している。