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2001/01/19

<在日社会>500日切った2002W杯

500日切った2002W杯
韓日とも準備着々

 サッカーの2002年ワールドカップ(W杯)韓日共催大会まで500日を切り、韓日両国の準備も急ピッチで進められている。韓国では競技場建設が80%まで進み、ヒディンク新監督の指導も本格化してきた。公式マスコットのネーミング募集も始まり、2月15日にはいよいよチケット販売も開始される。

各地でカウントダウンボード点灯

 サッカーの2002年ワールドカップ(W杯)韓日共催大会開催まで500日となった16日、韓日両国の開催都市では、カウントダウン電工板の点灯式、韓日若手歌手のコンサートなど様々なイベントが開かれた。歴史的な韓日共催W杯に向けて、いよいよ本格スタートだ。

 韓国では16日、10の開催都市で同時に組織委員会と開催都市間の円滑な業務を進めるための地方運営本部発足式が行われた。大邱などではカウントダウン電光板の点灯式が行われ、ソウルではKBSホールで「500日前記念音楽会」も開催された。

 鄭夢準・韓国W杯組織委員会共同委員長は同日の記者会見で、「競技場の建設状況は80%」と述べて、準備が順調であることをアピールするとともに、日本側入場券の購入申込書に「2002FIFA World Cup 日本・韓国」と表記され、公式表記の韓国、日本の順になっていないことについて不快感を示した。

 また韓国は昨年末、ソウル市光化門前にW杯広報館をオープンした。広報館は2階建てで、1階がW杯関連の広報展示館と観光案内所、2階がこれまでのW杯の映像とソウル市の広報映像を上映する広報映像館となっており、韓国語、英語、日本語、中国語の4カ国語で案内が流されている。
 広報館前の広場には、直径14㍍のサッカーボールを型どった造形物も展示されている。

 日本では決勝戦の行われる横浜で、横浜市役所前と横浜そごう前にカウントダウンボードが掲げられ、点灯式が行われた。また横浜では「ヨコハマオリジナルロゴマーク」も募集していたが、その当選者もこのほど発表した。
 大阪では、JR大阪駅御堂筋口広場に「カウントダウンモニュメント」が設置された。W杯日本組織委員会の那須翔会長、村上恒美・JR西日本大阪支社長らが出席。除幕後、「500」の数字を点灯させた。

 大分は大分駅前に「カウントダウンタワー」を設置、茨城は茨城での試合開催500日前となる18日に、水戸駅前でカウントダウンボードの点灯式を行った。
 ほかに新潟がW杯をテーマにしたエコーハガキを発売した。

 W杯マスコットのネーミング募集記者会見も16日、韓日両国で行われた。ソウル新羅ホテルで行われた韓国側記者会見には、鄭夢準・共同委員長ら大会関係者が出席。マスコットのポスターをかざしながら、ネーミング募集を訴えた。日本側記者会見には、遠藤安彦・日本組織委員会事務総長、藤田田・日本マクドナルド社長、Jリーグ横浜・F・マリノスの三浦淳宏、城彰二選手ら関係者が出席、応募を呼びかけた。

 W杯公式マスコット「スフェリックス」は、半透明の3体の仮想キャラクターだ。監督と二人のストライカーで構成されている。当初は99年12月1日に「アトモ」という名前で発表されたが、同名のドメイン名がすでに登録されていたため、スフェリックスに変更した経緯がある。3体にはそれぞれ3つずつ候補名が付けられており、その中から選ぶ。オフィシャルスポンサーのマクドナルドで商品を購入して投票用紙をもらう。

 また同社の公式ホームページか、W杯公式サイトでも世界中から投票を受け付ける。投票期間は2月1日から28日までで、集計結果はW杯400日前の4月26日に発表される。
 日本では投票参加者から全国で10万人にマスコットの絵柄が入ったマクドナルド商品券500円分、韓国ではW杯本大会の入場券10枚が当たる予定だ。

 候補名は監督(黄)がアモ(AMO)、ポズ(POZ)、アトー(ATO)、ストライカー1(青)がチャー(CHAR)、ニック(NIK)、レム(REM)、ストライカー2(紫)がキャズ(KAZ)、ロム(ROM)、ダップ(DAP)。