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2001/12/14

<在日社会>韓日組織委 W杯成功へスクラム固く

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    李ヨンテクKOWOC委員長(右)と那須翔JAWOC委員長が仲良く壇上にあがり、W杯成功を誓った

 サッカー・ワールドカップ(W杯)の韓日共催大会まで半年、韓日友好を促進すべく交流の動きも盛んだ。代表チームも9日の米国戦で1対0と勝利、本大会での16強入りに向けて手ごたえをつかんだ。

 駐日韓国大使館・韓国文化院が主催して、11日に都内のホテルで行った「2001年韓国文化・体育・観光の夕べ」には、李ヨンテク・W杯韓国組織委員会(KOWOC)委員長、那須翔・日本組織委員会(JAWOC)会長、岡野俊一郎・日本サッカー協会会長、佐々木正峰・文化庁長官など国内外の関係者230人が参席した。

 民族衣装で出迎えた金鍾文・文化院長は、「韓日友好のために今後も尽力をお願いしたい」とあいさつ、続いて2002年W杯の成功を誓い李委員長と那須委員長が共に壇上に上がり、「力を合わせてW杯を必ず成功させる」と声をそろえると、大きな拍手が起きた。

 W杯開催に合わせ来年は「韓日国民交流年」となっているが、佐々木・文化庁長官は、「韓日合同の美術展など多彩な企画を用意している。韓日友好を大きく盛り上げていきたい」と語った。

 9日、西帰浦済州W杯競技場で開かれた米国との評価試合で韓国は、前半20分李天秀のセンタリングを柳想鉄が頭で合わせゴールを決め、1対0で勝利した。

 サッカー韓国代表チームは米国との評価戦を終え、来年1月5日まで休養に入る。ヒディング監督は技術委員らとともに、来年1月18日-2月2日の予定で開催される北中米ゴールド杯への出場や欧州での合宿に関して日程を調整中だ。欧州合宿は3月に行われる予定で、東欧圏との練習試合などが検討されている。なお5月27日には仏と評価戦を行うことが決定している。

 西帰浦済州競技場が完成したことで、全国10のW杯競技場がすべて完成した。西帰浦競技場の収容人員は4万2000人。完成した競技場を訪れたFIFA役員は、漢拏山と南海が見渡せる競技場の背景景色を前に「世界で最も美しいサッカー競技場」と絶賛した。同競技場ではブラジル対中国、スロベニア対パラグアイの試合が行われる。

 韓日両国サポーターが共同で韓日代表チームを応援する2002W杯「ふれあいKOREA・JAPAN応援団」が結成されることが、在日韓国体育会(許寧太会長)の送年会で発表された。

 98年6月のフランスW杯韓日共同応援団の参加メンバーを母体に構成された「ふれあいKJクラブ」と在日韓国体育会が企画・主催するもので、韓国側が大韓体育会、2002W杯韓国組織委員会、民団中央本部、日本側から日本体育協会、日本サッカー協会などが後援になる。

 韓国戦予選3試合にそれぞれ300人、計900人のツアーを組み、韓国代表を応援する。コリアには韓国籍、朝鮮籍が含まれ南北交流を促進する狙いもある。日本戦はチケットの関係で調整中で、競技場外ハイビジョンTVでの韓日共同応援も研究中。

 釜山ツアーは6月3日―5日の2泊3日、大邱ツアーは6月9日―11日、仁川ツアーは6月13日―15日の各2泊3日。料金など詳細は近日中に発表される。