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2001/05/25

<在日社会>ニューカマー韓国人 韓人会を新結成

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 80年代末に韓国で海外旅行が自由化された後に来日し、日本で生活基盤を置いているニューカマー(新規入国)を中心にした韓国人の団体「在日本韓国人連合会」(略称・韓人会)が、このほど結成された。ニューカマー韓国人は18万人に達するといわれており、今後は日本での親睦、生活や事業相談などに取り組んでいく。

 「在日本韓国人連合会」の創立総会は、ニューカマー韓国人が多数居住する東京・新大久保のホテルで開催された。会場には300人を超える30―40代を中心にしたニューカマー韓国人が詰めかけ、熱気あふれる中で始められた。

 「ニューカマー韓国人にとって待ち望まれた会。しっかりした運営体制で発展させよう」との基調報告が成された後、会長選出選挙が行われ、東京・新大久保で韓国料理店「松屋」を経営する金煕錫氏(49)が、初代会長に選出された。その後、理事を選出し、会則が確認された。

 東京・日暮里から参加した主婦の李美賢さん(33)は、「在日韓国人2世と結婚している。私たちのように最近日本に来た韓国人は生活上でわからないことが多いし、友人も少ないので、こういう会の結成はうれしい。定期的な集まりを持ってほしい」と語る。

 韓国料理店を経営する金永悦さんは、「子どもの民族教育をどうするかが、やはり一番の課題だ。東京には韓国人学校が一つしかないし、これからニューカマー韓国人が増えると学校が足りなくなるので、早急に取り組んでいきたい」と強調する。

 東京・上野にある韓国ビジネスセンターの趙ハンチョル所長は、「親睦中心に、今後は関西や東北、九州などにも支部を作り、ニューカマー韓国人の連帯を広げたい。仕事やビザの問題など生活相談が中心になるだろう」と話す。

 発起人の一人で同会の事務局を置くニュークリエイティブの趙玉済社長は、「日本でのビジネスチャンスを広げる役割も持ちたい。横浜のチャイナタウンを手本に、新大久保を日本人客が押し寄せるコリアタウンにしたい」とする。