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2001/03/02

<在日社会>4月の大阪世界卓球選手権合同で大規模に

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    91年の世界卓球選手権・千葉大会で実現した合同応援団

 大阪で4月に開かれる世界卓球選手権で、民団、総連の合同応援団が実現、またサッカーの2002年ワールドカップ(W杯)韓日共催大会では、韓国国内で行われる韓国戦3試合に向けて韓国籍、朝鮮籍と日本人の3者による合同応援団結成の動きが本格化している。スポーツを通じた南北、そして在日と日本人の交流に平和への期待が高まっている。

 4月に大阪で開催される世界卓球選手権で、北朝鮮がこのほど参加を表明した。これによって、今後は南北統一チーム結成に向けた韓国、北朝鮮の動きが進み、南北統一チーム結成の可能性が大きく高まることになる。統一チームが実現すれば1991年に千葉で行われた大会以来になる。

 民団大阪と総連大阪は、2000年6月の南北頂上会談で卓球の南北統一チームが議題にのぼって以来、合同応援団結成に向けて話し合いを進めてきたが、今月中旬に予定される統一チーム結成の決定を受けて、早急に応援団の準備に入る。 91年を上回る大規模な合同応援団が作られる見込みで、世界卓球選手権の会場は統一旗一色になりそうだ。大阪では25日に、大阪ドームで民団、総連、大阪府民による在日と日本人の交流、民団と総連の和合を目指した「ハナ・マトゥリ」が予定されているが、この行事も大きな盛り上がりを見せそうだ。

 一方、サッカーの2002年ワールドカップ(W杯)韓日共催大会に向けて、在日韓国体育会は在日の韓国籍100人、朝鮮籍100人、それに日本人100人による300人の合同応援団作りに着手した。

 98年フランスW杯での韓日合同応援団の結成成功を基礎に、朝鮮籍者も参加した南北、そして在日と日本の和合・交流を企図した応援団だ。韓国内で行われる韓国出場試合3試合の合同応援に行く計画だが、大韓サッカー協会からこのほど「前向きに検討する」との返事が入ったことで、実現の可能性が一気に高まったものだ。

 ほかにも、各種スポーツで南北交流や合同応援団の動きが出ており、スポーツを通じた平和交流は今年、加速化しそうだ。