熱戦が続くサッカーワールドカップ(W杯)韓日共催大会。韓国代表チームはグループリーグ突破をかけてきょう14日、仁川文鶴W杯競技場で強豪ポルトガルと対戦する。いまや世界中で有名になった街頭応援も、各地でポーランド戦、米国戦以上の盛り上がりを見せるとみられ、韓国全土が赤く燃える。金大中大統領もスタンドで声援をおくる。
韓国対米国戦当日、午後に入って降り始めた風雨の中、70万人に及ぶ街頭応援団の目は電光板に映し出される韓国選手の一挙一動に注がれた。
ソウル光化門、市庁前、漢江高水敷地、蚕室野球場などには10日朝から赤いTシャツ姿の人波が集まり、ソウル市庁前広場と光化門一帯は30万人の人であふれかえった。
地下鉄やバスにはスーツの下に赤いTシャツを着たり、真っ赤なスカーフやかばんなどの「W杯ファッション」で出勤する会社員らが多かった。今回のW杯最高の名物として世界の話題になった街頭応援には、外国人も集まった。英国から来たスティーブン・カーンスさんは、「英国選手団を応援しようと日本に滞在したが、マスコミを通じて報道された韓国の電光板応援が印象的で、友人2人とともにソウルに来た」とし、「素晴らしい応援にうっとりした」と感激した様子だった。
14日の対ポルトガル戦は16強進出をかけた大一番であり、試合も午後8時30分開催とあって、米国戦以上の人手が街頭に出て、熱狂的な応援を行うことが予想される。
後半33分、ヘディングシュートを決めた安貞桓は、コーナーへ駆けつけて行った。そして急に腰を曲げ、両手を後に回してはスケートをすべるパフォーマンスを見せた。後から来た李天秀は安貞桓の腰をちょっと触っては、両手を上に突き上げ、つまずく様子を演出した。
今年の2月のソルトレークシティー冬季五輪以来、悪口として流行っている、かの有名な〝オーノのハリウッドアクション〟。
このパフォーマンスに、スタジアムの大観衆は歓声を上げた。