今年は韓流が日本を席巻した1年だった。テレビどらま「冬のソナタ」で人気に火がついた韓国の俳優ペ・ヨンジュン。4月に初来日を果たし、日本の女性ファンが大挙空港に押し寄せた。11月には、写真集のプロモーションのために再来日を果たしたが、ホテル前につめかけたファンがヨン様を一目見ようと将棋倒しになり、けが人が出るほどの大騒ぎになった。
「冬のソナタ」は、まさに今年の日本を代表するものとなり、流行語大賞にも選ばれた。日経MJヒット商品番付では「韓流」が東の横綱になるなどまさに社会現象といえる盛り上がりをみせた。
「冬ソナ」「韓流」関連の書籍、雑誌、グッズも飛ぶように売れた。また、これまで韓国に興味の薄かった中年女性が、「冬ソナ」ロケ地の春川・南怡島を訪ねるツアーに参加し、また韓国語の勉強を始めるなど、韓国と日本が非常に近くなった一年だった。
専門家によると、韓流による経済効果は1兆ウオンと推定される。日本人観光客の訪韓は、54万6000人も増加し、観光収入だけで約5900億ウオンに達する見通しだ。
ぺ・ヨンジュンだけでなくチェ・ジウ、イ・ビョンホン、チャン・ドンゴンなどの韓流スターも続々来日した。
韓国メディアも「日本の韓流」を取り上げ、日本のファン心理や経済効果などを分析した記事を各紙が掲載した。