京畿道と神奈川県が90年に友好締結してから15周年となるのを記念し、神奈川県立三ッ池公園でこのほど、孫鶴圭・京畿道知事と松沢成文・神奈川県知事が出席してチャンスン除幕式と記念植樹が行われた。続いて「日韓市民交流マダン」が開かれ、韓日友好のひとときを過ごした。
京畿道と神奈川県の友好姉妹締結15周年のチャンスン(村の境界などに立てられた木像。天下大将軍と地下女将軍の字が刻まれている)設置記念序幕式と植樹は22日、韓日友情年記念「日韓市民交流マダン」の開会に先立って、両知事に民団関東地協各団長も加わる中、韓日友好への願いを込めて行われた。
続いて開かれた「日韓市民交流マダン」=同実行委(民団関東地協、神奈川県など)主催、民団神奈川本部主管=では、殷鍾七・民団神奈川本部団長が、「韓日友情年の年に姉妹締結15周年を迎え、市民交流を深められることは大きな喜び」と開会辞を述べた。李時香・民団関東地協会長は「草の根交流が促進することを期待する」とあいさつした。
続いて松沢知事が、「日韓関係は政治的には厳しい問題があるが、市民交流は盛んになっている。今後も相互交流を深めたい。また神奈川には在日韓国人も多く住んでおり、(人権など)努力したい」と語った。
孫知事は「政治的な問題、感情に流されず、交流を促進しよう」と、勉強中という日本語を交えながら、神奈川県民に語りかけた。
京畿道と神奈川県はこの15年間、スポーツ交流、青少年交流、ホームステイなど各種交流事業に取り組み、94年には三ッ池公園内に韓国庭園を設置している。2002年にはサッカーW杯韓日主催を記念して、韓国伝統芸能公演が開かれている。
22、23日の両日、三ッ池公園には婦人会神奈川や韓国人留学生によるチジミ、ホトック、トッポッキなどの模擬韓国料理店が並び、特設広場では韓国伝統芸能などが披露され、2日間で1万5000人(主催者発表)が訪れた。