2005年末の外国人登録者統計がこのほど、法務省入国管理局から発表された。韓国・朝鮮籍者は59万8687人で前年比8732人減。在日韓国・朝鮮人がほとんどの特別永住者は45万1909人になった。
在留資格の構成比は「永住者」(一般永住者と特別永住者)が全外国人登録者の39・9%を占める。特別永住者は45万1909人で22・5%を占める。前年から1万3910人(2・9%)の減少だ。
特別永住者の減少は帰化が増えたためと見られる。日本への帰化は80年代まで年平均3000~5000人だったが、90年代から増加し、95年に初めて1万人を突破した。それ以降、毎年約1万人が帰化をしている。
韓国・朝鮮籍者は、特別永住者の減少を受けて毎年減っており、ついに60万人を割って59万8687人となった。
2005年末の外国人登録者数の総数は201万1555人で初めて200万人を突破し、前年に引き続き過去最高を更新した。10年前に比べて64万9184人増加した。日本の総人口が1億2775万6815人(2005年10月1日現在、総務省統計局)なので、1・57%を占めている。
外国人登録者数の国籍(出身地)は186カ国(無国籍を除く)となっており、韓国・朝鮮が全体の29・8%を占めている。以下、中国、ブラジル、フィリピン、ペルー、米国と続いている。
外国人登録者数が最も多いのは東京都の34万8225人で、全国の17・3%を占める。以下、大阪府、愛知県、神奈川県、埼玉県、兵庫県、千葉県、静岡県、京都府、茨城県の順となる。上位10都府県で140万5569人となり、全国の69・9%を占めている。