今年も大学祭シーズンを迎えた。韓流ブームの影響を受けて、韓国料理や伝統芸能などは完全に定着した。アジアの平和について考える企画も予定されている。

◆立命館アジア大学◆

　立命館アジア太平洋大学の「第４回天空祭」は、28、29日に開催。屋外ステージで韓国人留学生と日本人学生有志による韓国打楽器「サムルノリ」の演奏が行われる。また模擬店ではアジア各国の料理が紹介され、韓国料理屋台も出る。同大学には韓国人留学生が約４００人在籍し、毎年催しを披露している。

　また在日コリアン、韓国人留学生、日本人学生の３者でつくって活動しているグループ「コココリア」が、「国籍を超えた相互理解」というタイトルでフィルム上映会を行い、相互理解を訴える。

　学祭終了後の11月15日には、「アジア太平洋海域シンポジウム」を開催。韓国などから識者を招き、アジア地域に平和をもたらす方法について考える。

◆神田外語大学◆

　韓国語学科がある神田外語大学の第20回学園祭「浜風祭」は、28、29日に開かれる。

　韓国、中国、スペイン、ブラジルなど世界各国の料理を楽しめる模擬店のほか、学生サークル「韓国研究会」により韓国伝統芸能「農楽」が披露される。チマチョゴリ（民族衣装）のファッションショーも行われる予定だ。

◆東京外語大学◆

　朝鮮語学科がある東京外語大学の外語祭は、11月22日から26日まで開かれる。

　毎年恒例となっている「各国料理店」「各国語劇」が開かれ、朝鮮語劇の上演も行われる。

　また23日にはオープンキャンパスが開かれ、大学説明会に訪れた高校生や父母などが学祭を楽しむことができる。

◆大阪外語大学◆

　大阪外語大学の間谷祭（大学祭）は、11月24日から26日まで開かれる。同大学でも恒例の「各国料理店」「各国語劇」が行われる。

◆東大・早大・上智も◆

　上智大学「ソフィア祭」は、10月31日から11月３日、東京大学第57回駒場祭は、11月24日から26日まで、早稲田祭２００６は11月４、５日に開催される。

　どの大学祭でも、コリア関連の模擬店、イベントなどが予定されている。早大祭では北東アジアの未来について考える学術祭や、サムルノリ演奏会などが開かれる。

◆首都大学東京◆

　首都大学東京（旧都立大学）の大学祭は、荒川キャンパスが28、29日、日野キャンパスが11月３日から５日まで行われる。韓国人留学生による模擬店などが出される。