在日韓国商工会議所(韓商連)の会長選挙に立候補することを、金建治・前会長(在日世界韓人商工人連合会会長)が13日表明した。
13日に都内で行われた在日世界韓人商工人連合会の新年会で、金建治・同会会長は、全国の在日商工人から出馬要請の声が強いのを受けて、「4月に行われる在日韓国商工会議所の会長選挙に立候補する」と、表明した。
金会長は2002年4月、在日韓国商工会議所の第7代会長に就任。同年6月の韓日共催ワールドカップに韓商応援団を組織、同年10月の第1回世界韓商大会(ソウル)に全国韓商会員約130人を引率して参加するなど、精力的な活動を展開してきた。
しかし、再選を目指した05年4月の会長選挙では崔鐘太副会長(当時)に87票対100票の13票差で敗れ、韓商連会長職を退いていた。
今回、再出馬を決意したのは「韓商連を少しでもよい組織にしたい」との使命感からという。金会長は、「私の熱意を会員にじっくり伝えていきたい。そして今後の韓商連の在り方を打ち出して選挙戦に臨みたい」と話す。
会長選挙は4月、東京・南麻布の韓国中央会館で行われる。
在日世界韓人商工人連合会(金建治会長)の「新春の集い」が13日、都内のホテルで開かれ会員ら100余人が参加した。金建治会長は、次期会長を決める4月26日の在日韓国商工会議所総会の会長選挙に立候補すると表明した。
「数時間前に執行部会議で強く推され、立候補を決心した。再チャレンジをする。色々くすぶっている問題があるが選挙戦に勝ってそれを解決したい」と決意を語った。会場は一瞬どよめき、大きな拍手が湧いた。
これを受け、韓昌祐・世界韓人商工人総連合会会長(マルハン会長)は、「誠実で真面目な人」と金建治会長にエールを送った。韓会長はまた、李明博次期大統領と国務総理に指名された韓昇洙氏は、世界韓人商工人総連合会の創立時のメンバーであり、同連合会との15年に渡る関係を紹介。また、厳しいパチンコ業界の現状に触れ、「強い射幸性を抑え、将来的に大衆娯楽としてやっていけるよう健全化を目指した規制である」として、「ピンチをチャンスに変えよう。いまは腹八部目の経営が大事であり、無駄を省き社員教育を徹底するときだ」と力説した。