在日韓国婦人会中央本部(余玉善会長)の60周年記念式典が10月29日、都内のホテルで行われ、約1100人が参加した。1949年にスタートした婦人会中央は、在日の人権、韓日友好に尽くし、功績を挙げてきた。
余玉善(ヨ・オクソン)会長は、「先輩方の熱い民族精神と血と汗の献身的努力によって達成した貴重な活動の上に、後世らが未来へ力いっぱい挑戦できるように次世代を育てることに力を注ぐことが、婦人会の新しい大きな使命である」とあいさつした。
権哲賢(クォン・チョルヒョン)・駐日韓国大使は、「婦人会は在日同胞の団結の中心として活動してきた」と、60年の活動を称賛した。
式典には金泳三(キム・ヨンサム)・元大統領が出席し、婦人会会員を激励した。
また中野寛成・民主党議員、浜四津敏子・公明党代表代行、越智通雄・日韓親善協会中央会会長、白眞勲・民主党参院議員、婦人会全国研修で講師を務めた評論家の野村沙知代さんなど、数多くの来賓が出席し、60周年を祝った。
式典の最後に決議文が読みあげられ、①祖国の平和統一と経済発展に貢献②在日社会の団結と地位向上、地方参政権の早期獲得に努力③未来志向の韓日関係発展に尽力する、などの決議を確認した。第2部では、太珍児、韓宇景ら人気歌手の歌謡ショーが繰り広げられた。
在日韓国婦人会中央本部は、在日女性の地位向上と民族的権利の確保を目指して1949年6月15日に、呉基文(オ・ギムン)・初代会長のもと結成された。