昨年、大好評を博した「日韓交流おまつり」が、今年も10月2日午前11時から、東京・六本木の六本木ヒルズアリーナで開かれる。両国の舞踊、楽器演奏、パフォーマンス、物産展など多彩なイベントが繰り広げられる。
◆安蘭けいも出演◆
今年のテーマは「一緒に創りあげていく新しい100年」。韓国併合100年の歴史を乗り越え、未来志向の100年を創りあげていくイベントとする。祝賀公演では在日の元宝塚トップスター安蘭けいの公演、韓国歌謡コンテスト、韓国伝統舞踊、韓日の太鼓共演、キムチ作り体験、韓流スターのミニコンサートなどが開かれる。
フィナーレでは絆プロジェクトとして、日本と韓国の踊りを取り入れた「よさこい総おどり」を制作、現在、在日と韓日の若者有志が練習に励んでおり、当日は来場者も巻き込んで会場全体で踊りの輪を作る。
また韓日学生ボランティアなどによる会場レポーターの混成チームで、来場者と会話を交わし、両国交流への思いを聞く。さらに会場には大型映像を用意し、ステージの生中継や韓流スターのメッセージ、韓日カップル・夫婦100組の画像などを流す予定だ。
◆作文コンクールも◆
同時開催の韓日(日韓)交流作文コンクールは、次世代を担う日本人学生を対象に、日韓両国の未来に向けた作文を募集するもので、2日に表彰式が行われる。国際会議「東アジア共同体と日韓の知的交流」は、10月2日午後1時から東京大学駒場キャンパス18号館ホールで行われ、韓日の知識人が新たな韓日関係構築に向けてディスカッションする。
昨年は表参道パレードに約8万人、六本木ヒルズのイベントに3日間で約6万人の計14万人(主催者発表)が集まった。権哲賢(クォン・チョルヒョン)・駐日韓国大使は、「両国民の友好を高める契機になってほしい」と強調する。
ソウル市庁前広場でも10月2、3日に開催される。