4月11日に行われる第19代総選挙に初めて導入される在外国民選挙の選挙人登録が12日、中央選挙管理委員会から発表された(2月13日暫定集計)。登録12万4350人、5・57%だった。
中央選挙管理委員会の発表によると、昨年11月13日から今年2月11日まで行われた、在外選挙人および国外不在者登録申し込みで、在外登録者は全体(約223万3000人)の5・57%の12万4350人となった。有権者の約20人に1人が登録したことになる。
地域別に登録率を見ると、中東が35・57%(4455人)で最高だった。
次にアフリカが25・73%(2168人)、欧州14・33%(1万3388人)、アジア6・32%(6万8704人)、米国3・36%(3万4643人)となった。国別申請者数と登録率を見ると、中国2万3915人(8・10%)、米国2万3005人(2・66%)、日本1万8575人(4・02%)などとなった。
その中で、留学生や駐在員などが対象の国外不在者(総数131万4303人)は、10万3322人と7・84%が登録した。
在外選挙人登録率が低調だった要因として、郵送登録が可能で選挙区議員と比例代表の投票が全て許可されている「国外不在者」とは異なり、公館などに直接出向いて登録手続きをしなければならない煩雑な選挙制度が挙げられている。また選挙人登録後、投票権を行使するためには再度公館を直接訪問しなければならない。
在外選挙一人当たりの費用は、23万ウォンにもなる。
在外選挙人登録が5%台に留まったことで、在外同胞の参政権付与という本来の意味が問われている。
12月の大統領選挙に備え「登録方法の改善策が急務」と、政府関係者は話している。