23日に行われる民団中央本部・新3機関長選挙の立候補者が決まった。選挙管理委員会(丁海龍委員長)に届け出たのは団長、議長、監察委員長に各2人の合計6人で、各立候補者は、11日から19日までの合同演説会(全国6カ所)で所信表明演説を行う。(記事と写真は立候補届け出順)
立候補者は、団長候補が呉公太・民団中央本部副団長(65)と金昌植・民団中央本部監察委員長(74)、議長候補が金漢翊・前民団大阪府本部団長(75)、王清一・前民団京都府本部団長(70)、監察委員長候補が韓在銀・民団中央本部副団長(69)と孫京翼・民団中央本部監察委員(71)の6氏。
呉公太候補は、「民団支部・本部の活性化、民族教育の振興、地方参政権運動の再構築、次世代育成事業」などを公約に掲げた。
金昌植候補は、「地方重視の組織活性化、民族教育の振興と次世代育成、地方参政権獲得、多文化共生社会実現、財政確立」などを公約した。
金漢翊候補は、「組織活性化、新ビジョン委員会を設置して在日同胞の未来を展望」などを掲げた。
王清一候補は、「政策論争のできる民団、民族教育を重視する民団」を公約に掲げた。
韓在銀候補は、「民主的で開かれた民団を作る。監察事案は厳正中立に取り組む」と公約。
孫京翼候補は、「諸問題の解決に寄与する新しい監察機関を目指す」と公約した。
06年2月の第49回定期中央大会から導入された選挙人制度が、今回も行われる。選挙人の得票は10票をもって中央委員・代議員の1票とする。
現在、中央委員と代議員は合計539人。選挙人総数は669人で、選挙人10票が1票なので67人分。よって総得票数は606となる。この総票数606から、実質投票の過半数を得て当選となる。