近畿産業信用組合総代会と在日韓国人信用組合協会の総代会が、各地で相次ぎ行われている。あすなろ信用組合は、新理事長に卞健一・常務理事を選出した。

◆近畿産業信用組合◆

　近畿産業信用組合(本店・大阪市、大本崇博理事長)は22日、第59期通常総代会を京都市内のホテルで開催した。総代総数２１１人中２０７人(委任状99人含む)が出席し議案を承認した。12年３月末の業績は目標を大きく上回り預金１兆６７２億円(対前年比19・68％増)、貸出金５３６８億円(同15・10％増)と大きく伸びた。

　業務純益は61億２００万円(同23・07％増)、経常利益は60億７０００万円(同39・43％増)、純利益37億６４００万円（同20・75％増）、自己資本率９・６％(同０・51％低下)と高水準を保った。

　出資配当は２％、組合数は14万６６０５人（同１万８００１人増）。今期目標は預金１兆２０００億円、貸出金６１００億円、業務純益63億円とした。

◆あすか信用組合◆

　あすか信用組合（金哲也理事長）の第46期通常総代会は22日、東京・新宿の本店で、総代１１４人中１０３人（委任状46）が出席して開かれた。

　預金１９３５億７４００万円（前期比15億１４００万円増）、貸出金１１５４億６５００万円（同52億７０００万円減）、当期純利益３億４９００万円（同１億３３００万円増）、自己資本比率７・28％。

◆信用組合愛知商銀◆

　信用組合愛知商銀（権東鉉理事長）は27日、愛知韓国人会館で第59期通常総代会を開いた。総代数１２４人中、１０２人（委任状51）が出席。

　決算は預金８２０億９６００万円（前期比７％増）、貸出金６６２億６８００万円（同４・８％増）で当期純利益は５億４６００万円、自己資本率５・74％、当期末処理損失２億円を処理したため配当は見送り。

　権理事長は「今期は融資の増強、取引先の拡大、不良債権の管理などを経営戦略とし、商銀発展と地域社会発展に努めたい」と述べた。

◆信用組合広島商銀◆

　信用組合広島商銀（井上一成理事長）は15日、広島市内のホテルで第51期通常総代会を開催。総代１１９人中１１７人（委任状48）が出席。

　預金１３６３億１９００万円（前年比１・90％増）、貸出金９１６億５７００万円（同０・88％滅）、当期純利益１億１６００万円、自己資本比率６・52％となった。

　井上一成理事長は今年３月に就任。

◆九州幸銀信用組合◆

　九州幸銀信用組合（坂本龍夫理事長）は26日、福岡市内の本店で第56期通常総代会を開催。総代１１５人中64人（委任状20）が出席。

　預金８３９億４１００万円（前年比10・61％増）、貸出金５４５億８０００万円（前年比２・25％増）、当期純利益１億２８００万円、自己資本比率６・１％。

◆あすなろ信用組合◆

　あすなろ信用組合は22日、長野市内のホテルで総代１２１人中94人（委任状46）が出席して、第37期通常総代会を開催。常務理事の卞健一氏を新理事長に選出。呉公太理事長は会長に就任。

　預金３７７億４２００万円（前年比３億５４００万円増）、貸出金２８８億２１００万円（同２億４５００万円減）。貸倒費用が発生し１億７９００万円の当期純損失。不良債権の前倒し処理のため３億円の資本増強を行い、自己資本比率は６・16％。

◆信用組合岡山商銀◆

　信用組合岡山商銀（梁炳玉理事長）は15日、同本店で第50期通常総代会を開催。総代１０８人中83人（委任状25）が出席。

　預金２３３億３０００万円（前年比24億７０００万円増）、貸出金１３０億９０００万円（同１億２０００万円増）、当期純利益１億４０００万円（同３億７０００万円増）、自己資本比率７・63％。