韓国人歌手PSY(サイ)の勢いが止まらない。大ヒット曲「江南スタイル」のミュージックビデオ(MV)が24日、動画投稿サイト「ユーチューブ」で再生回数8億369回を記録し、過去最多を更新した。一方、K-POPの新星イ・ハイも米音楽市場で人気が高まっている。
「江南スタイル」のMVは7月15日に公開された。一躍世界的ブームを呼んで、ついに11月24日午前に8億回を突破し、同日午後6時30分に1位となった。これまでの1位は8億365万回を記録したジャスティン・ビーバーの「Baby」のMVだ。このMVが公開されたのは約33カ月前だが、「江南スタイル」は約4カ月で首位を獲得したことになる。
また全英シングルチャートで首位、米ビルボードのシングルチャート「ホット100」では7週連続の2位を獲得し、マドンナとの共演も実現するなど、PSY(サイ)は韓国が生んだ世界的スターとなった。
ユーチューブはK-POPに注目し、昨年12月から音楽カテゴリーにK-POPコーナーを設けていた。一つの国の音楽コンテンツがカテゴリー内に入ったのはK-POPが初めてだ。
PSYはまた、米タイム誌の「パーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の人)」にノミネートされた。「今年の人」はその年に最も活躍したり、話題になったりした人物が選ばれる。来月12日まで読者を対象にオンライン投票を実施し、2日後の14日に受賞者を発表する予定だ。
米紙ウォールストリート・ジャーナルは、PSYに続く注目株として、女性新人歌手のイ・ハイ(16)を紹介した。デビュー曲「1、2、3、4(ワン、トゥー、スリー、フォー)」が23日間にわたり韓国チャートで1位に輝いたことなどを伝えた。イ・ハイの曲のオンラインでのダウンロード数が130万件を突破したことも紹介した。
「1、2、3、4」は米音楽チャート、ビルボードの「K-POPホット100」で3週連続1位になった。ビルボードはイ・ハイを「モンスタールーキー」で、PSYに続く韓国発のビッグヒットを狙っていると紹介した。