在日韓国婦人会中央本部(余玉善会長)の全国婦人会大研修会が、6月4日から7月6日までの約1カ月間、全国5ブロックで行われ、全国の婦人会会員など約1800人が参加した。余会長に、今回の研修の成果について話を聞いた。
来年3月末で任期を終える余玉善会長にとって、今回の全国大研修会が最後の研修となる。
余会長は今研修について、「婦人会を発展させる使命を全参加者が共有することができた。家族を支える家庭人としての自覚、地道な努力を各地域で重ねていく組織人としての自覚、その2つを大切にしたい。組織の活性化のため、我を捨てて公のために働く熱意ある人材の育成が、今後は急がれる」と語った。
研修会には各界から著名人が講師として参加した。中でも北朝鮮による拉致被害者で、24年間北朝鮮での生活を余儀なくされ、2002年に日本に戻った蓮池薫さんは、78年夏、新潟で交際中の妻・祐木子さんとともに袋をかぶされて突然拉致された体験、北での生活などを語った。
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