韓日・日韓議員連盟の合同総会が、11月29、30の両日、東京都内で開かれた。総会には韓国から韓日議連会長代行の金泰煥議員、幹事長の姜昌一議員ら与野党議員など約30人、日本からは国会議員ら約100人が出席した。総会開催は2年ぶりで、悪化が懸念される両国関係の改善、共同教科書づくり、2015年の韓日国交正常化50周年記念事業の推進などについて話し合われた。
韓日議連会長を務める黄祐呂セヌリ党代表は開会式前に、安倍晋三首相と会談し、朴槿惠大統領が「北東アジア平和協力構想で韓日が主導的に協力することを求めた」ほか、韓日中共同の教科書をつくる構想などを伝えたもようだ。また中国を含めた3カ国対話を通じて、関係改善を模索する意図も伝達した。
安倍首相は合同総会開会式で、「両国関係をさらに発展させるため対話のドアを常に開いており、あらゆるレベルの対話を通じて協力関係を深められるよう努力する」とあいさつした。さらに「2015年に両国が国交正常化50周年を迎える。歴史的な時を両国民と共に祝えるよう、関係発展に向け両国が新たな努力を重ねる必要がある」と呼びかけた。
黄代表は、「反省をもとに未来志向的な関係をどのように構築していくか、両国議員が実践のための方策を議論すべきだ」と提案した。
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