広島県安芸高田市を拠点に福祉・介護事業を展開している在日2世の姜仁秀・八千代病院理事長が、見聞を広げてもらおうと中国吉林省の朝鮮族孤児5人を招いた。孤児たちは、東京のスカイツリーや広島の原爆ドームなどを見学し、姜理事長の地元・安芸高田市の小学校の児童と交流も行った。
一行は11~15歳の男女5人。今月10日に北京経由で成田空港へ到着。5泊6日の日程で東京、大阪、広島を巡った。貧困の中で育った孤児たちにとって初の海外訪問。飛行機や新幹線はもちろん初めて。「宇宙にきたような感じ」という反応だった。
刈田小学校での交流会では、同校児童とじゃんけんや縄跳び、折り紙のひな人形づくりなどを楽しみ、友好を深めた。
「日本のハラボジ(おじいさん)」と慕う姜理事長との対面は八千代病院で行われ、感動で全員が涙ぐんだ。
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