旅客船「世越号」の沈没事故から半月が過ぎた。1日には船内の捜索作業を続けている合同救助チームが、4階の船首側の客室から男子生徒と見られる1人の遺体を収容。これで乗船していた476人中、生存174人、死者は213人、不明者は89人となった。捜索活動は現在も続けられている。また国内外に合同焼香所が設けられ、各界から献花に訪れている。
珍島沖の沈没事故現場では、潜水士が長時間水中にとどまって作業するための特殊機械も用意され、懸命な捜索作業を続けている。
救助チームは、潜水士がまだ進入できずにいる場所や、不明者が多く残っているとみられる船室エリアを中心に捜索作業を続ける方針だ。しかし、海域は潮の流れが最も速くなる時期にあたっており、作業は難航している。
一方、京畿道安山市の花郎遊園地に設けられた犠牲者を追悼する政府の合同焼香所には、連日多くの弔問客が訪れている。すでに20万人以上の市民が訪れ、献花した。
つづきは本紙へ