企画展「ともに生きる―グローバル化の中の民族教育―」が、高麗博物館(東京都新宿区)で好評開催中だ。多民族共生社会を実現させるために欠かせない、それぞれのアイデンティティーを育む民族教育を受ける権利について考える展示だ。
「日本に在住する外国人は200万人を超え、グローバル化(国際化)が進んでいる。互いにその多様性を認め合い、受け入れることが、豊かな社会づくりの第一歩になる。未来の社会の担い手として、対等な共生が出来る多文化教育のあり方をともに考えたい」
その願いで同展を準備したと、田崎敏孝・同館専務理事は強調する。
展示室には、日本における在日コリアンの民族教育史をわかりやすく伝えるパネル展示、民族教育関連の絵本や書籍などが紹介されている。絶版となった貴重な書籍も展示されている。
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