広島で20日未明に起きた大規模土砂災害は、死者71人、行方不明11人(27日午後7時現在)で、在日韓国人の犠牲者も出ている。また再び土砂災害の恐れがあるため、約1300人が避難している。被災地に隣接する八千代病院(姜仁秀理事長)は、経営する高齢者向け住宅の空室を被災者の臨時宿泊場所として開放した。
民団広島などによると、今回の土砂災害で在日韓国人一人が死亡、一人がけがを負って入院中だ。
亡くなったのは安佐南区八木町に住む民団安佐支部団員の安根柱さん(75)で、安さんは、自宅1階で就寝中に土石流に巻き込まれた。2階にいた妻は、頭だけ出た状態で救出された。現在入院中で、命に別状はないが面会は制限されている。子供たちが付き添っているという。
同じ八木町の60代夫妻宅も、土石流によって自宅が傾いたため避難した。現在、実家に身を寄せているという。他にも床下・床上浸水の同胞宅が6軒ほどある。
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