人気俳優の菅原文太さん(81)が、11月28日に死去した。菅原さんは生前、在日コリアンの人権問題にも関心を寄せ、約30年前、在日韓国人向けの老人ホーム「故郷の家」を大阪に建てる運動に協力し、建設資金の寄付を呼びかけた。そして1989年、大阪府堺市南区に「故郷の家」が建設された。
菅原さんは1933年宮城県生まれ。58年に俳優デビューし、映画『仁義なき戦い』や『トラック野郎』で人気を博した。その後もドラマやCMなどで活躍。晩年は俳優業を事実上引退し、山梨県北杜市で自然農業を営みながら、反原発、戦争反対、沖縄の基地問題などに取り組んだ。
その菅原さんが「故郷の家」を支援することになったのは、
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