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2016/08/05

<在日社会>歴史を風化させない活動を

  • 歴史を風化させない活動を

    文子碑の前で記念撮影

 在日2世の河正雄・光州市立美術館名誉館長が、7月24日に山梨で開かれた「金子文子没後90年日韓共同ワークショップ」に参加、その報告を寄せてくれた。

◆「没後90年文子忌」に参加して 河 正雄・光州市立美術館名誉館長◆

 6月25日、第13回私塾清里銀河塾が開催された。やまなし金子文子研究会代表の佐藤信子さんが出席された。佐藤さんは以前にも塾に参加下さった方なので親しみを感じていた。佐藤さんから「7月24日、没後90年文子忌第6次日韓共同ワークショップを開きますので、参加して下さい」というお誘いがあった。

 私は7月24日、山梨市牧丘町杣口にある文子碑前に向かった。牧丘町杣口は富士山を仰ぐ名勝の地であり、金峰山登山口で修験信仰の地として知られている。

 碑の真後方には文子の実家や、檀家である円光寺があり、葡萄畑の中に建っている文子碑前で厳かに追悼式が執り行われた。全国からの、やまなし金子文子研究会の会員達、韓国から朴烈義士記念会、芙江初等学校同門会、国民文化研究所の方々9名を含めた40数名が黙祷し、献花を捧げた。

 その後、JR山梨市駅前にある「街の駅やまなし」にてワークショップが開かれ、韓国から来られた韓国アナーキスト独立運動家記念事業会の李文昌会長が流暢な日本語で挨拶された。


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