朝鮮後期の文献と書画数千点がこのほど、日本の京都大学の書庫で発見された。高麗大学校民族文化研究院の調査団によるもので、新たに見つかったのは、朝鮮末期に活動した実学者で書道家でもあった秋史・金正喜(チュサ/キム・ジョンヒ)の直筆の詩帖「砮舌帖(ノソルチョプ)」や朝鮮後期の実学者、茶山・丁若鏞(タサン/チョン・ヤギョン)の代表的な著書である「経世遺表」の新版本、朝鮮時代を代表する人文地理書「東国輿地勝覧」 稀貴本など、どれも貴重な歴史資料だ。
高麗大学校民族文化研究院・海外韓国学資料センターは、2月中旬に一週間かけて、日本・京都大学の書庫を調べ、秋史・金正喜(1786~1856)の直筆試帖をはじめ、朝鮮後期文化の真髄が込められた貴重な古文献や書画約400種、数千点を発見した。貴重本がこのように大量に発見されたのは今回が初めてであり、海外韓国学資料調査事業(韓国学中央研究院が支援)の快挙と評価されている。
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