1964年東京五輪に韓国体操代表選手として出場した在日の姜寿一さんと韓国出身の崔永淑さんは、その後結婚。現在は埼玉県に居住し、平昌、東京、北京と続く五輪の成功と韓日友好、平和な世界を願っている。
韓国は1964年の東京五輪に163人の選手団を送ったが、そのうち7人が在日選手で、その中の一人が体操男子の姜寿一さん(当時21歳)だった。韓国出身の崔永淑さん(当時17歳)は、高校3年生の体操女子代表だった。姜さんは奈良・天理高時代に全国高校総体の床運動で優勝し、日体大に進学した。63年夏、韓国の体操選手チームが同大で合宿、二人はそこで初めて出会った。
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