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2018/06/15

<在日社会>脱北作家・金柱聖さん、「誰もが自由に暮らせる日を」

  • 脱北作家・金柱聖さん、「誰もが自由に暮らせる日を」

                      金 柱聖 さん

 歴史的な朝米首脳会談が行われ、東アジアに大きな変革が押し寄せようとしている。在日3世で1970年代半ばに帰国事業で北朝鮮に帰国後、作家として活動。2009年に脱北し、現在は韓国に暮らす金柱聖(キム・ジュソン)さんに話を聞いた。

 金さんは自らの歩みを振り返る手記「北朝鮮『洗脳文学』の実体 跳べない蛙」(双葉社)を、日本語で出版した。

 関西に生まれ、民族教育を受けて〝地上の楽園〟に憧れ、折り合いの悪かった父の反対を押し切って、祖父とともに70年代、中学生で北朝鮮に帰国。そこで見た祖国の貧しさ、在日を見る視線の冷たさ、厳しい監視体制は想像をはるかに超えた。


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