地域医療、韓日文化交流に尽力してきた「在日社会のリーダー」姜仁秀・医療法人八千代グループ理事長と「東アジアの鬼才」比較文化学者の金文学氏、在日コリアン2人の著者の対談を収録。
韓国人の民族性や現状、反日となる構造や思考の分析、韓日和解のための提言など、在日コリアンだからこそ言える分析や批判、解決の糸口についての対談を、率直にわかりやすくまとめている。
姜理事長は、「日韓を含めた東アジアの平和と共同発展を心より願う者です。人類を、アジアを愛する者として、私たちはこの対談を行いました。この本が、日韓病、あるいは『反日病』につける薬になると確信しています」としている。
ラストでは、「在日同胞へのメッセージ」、「東アジア知性共和国」と題した新理念について記している。在日の未来を考える上で必読の一冊だ。