柔道の世界ランキング上位者で争うマスターズ大会は13日、カタール・ドーハで第2日が行われ、男子73㌔級決勝で安昌林(アン・チャンリム、世界ランキング13位)が日本の橋本壮市(同2位)との延長戦の末、反則勝ちで優勝した。
安は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で11カ月ぶりの国際大会出場となったが、金メダルとともに東京五輪出場権をかけたランキングポイント1800点を獲得し、五輪出場権を手繰り寄せた。
京都出身の在日韓国人3世の安は、2013年まで日本で活躍。日本代表チームの帰化要請を断り、14年に韓国へ渡った。
橋本とは13年の全日本学生柔道体重別選手権決勝で対戦して勝利し、その後の2度の対戦ではどちらも敗れたが、18年5月のグランプリと同年9月の世界選手権の決勝で勝利し、形勢を逆転した。
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