第93回選抜高校野球大会(3月19日開幕、阪神甲子園球場)の組み合わせ抽選会が23日、オンライン形式で行われ、京都国際高校は第5日(同23日)の第2試合で柴田(宮城)と対戦することが決まった。初出場同士の顔合わせとなり、京都国際は甲子園で春夏通じて初勝利を目指す。
京都国際は、左の森下瑠大、右の平野順大(ともに1年)が2枚看板で、投打の柱。昨秋公式戦の打率が3割を超える選手も複数いるなど、投打とも強力で、甲子園初勝利を目指す。
対戦相手の柴田高校はスタメンに左打者が6人おり、打撃に期待がかかる。
一方、京都国際高校を応援するための募金を、在日本大韓民国民団が呼び掛けている。同校は民族学校が前身で、外国人学校としては初めて甲子園出場を果たす。
京都国際中学高等学校は1947年に京都朝鮮中学として開校。高等部を新設後、2003年に日本の学校教育法上の「一条校」に認可され、翌年に現校名で開校した。韓国政府からも中高一貫校として認可されている。
野球部は1999年創部。2003年夏の京都大会で初めて8強入りし、19年の春季京都大会で優勝している。
募金の目標額は2000万円で、3月17日まで受け付ける。