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2022/01/28

<在日社会>新大久保駅事故21年、李秀賢追悼行事開催

  • 新大久保駅事故21年、李秀賢追悼行事開催

 東京・山手線の新大久保駅で2001年1月26日、酔って線路に転落した乗客を救おうとして列車にはねられて命を落とした韓国人留学生・李秀賢(イ・スヒョン)さんと、日本人カメラマン・関根史郎さんの追悼行事が26日午後、同駅で行われた。

 追悼行事は新型コロナウイルス感染拡大のため、関係者のみで開催された。姜昌一・駐日韓国大使、鹿取克章LSHアジア奨学会会長らが2人の犠牲者をたたえる新大久保駅の追悼プレートに菊の花をささげた。

 李秀賢さんの母・辛潤賛さんはビデオメッセージで、「新型コロナで大変な時期にもかかわらず、韓日の友好を望んでいた息子・秀賢の遺志を受け継いでいくことに賛同してくださり、感謝申し上げます」と語った。

 両親らが見舞い金などをもとに設立したLSHアジア奨学会により、これまで19の国と地域の留学生1059人が奨学金を受け取っている。同会は今後も活動を続けていく予定だ。