日韓経済協会と韓日経済協会は、韓国と日本の高校生が参加し、韓日混成チームに分かれ、両国の文化や観光資源を売り込む商品開発を、共同で企画する作業を通じて、相互交流を深める「第16回韓日高校生交流キャンプ」を８日から12日までの５日間、ソウル市内で開催した。

　韓国側50人、日本側50人の計１００人が参加し、韓日混成の10チームを構成。それぞれが市場調査を行い、ディスカッションを重ねた後、11日に報告会を行い、最優秀賞は第９チームが受賞した。

　審査委員長を務めた是永和夫・日韓経済協会専務理事は、「日韓高校生交流キャンプに参加した１００人全員が国際人、世界人となる第一歩を踏み出した。政治、経済分野だけでなく、スポーツ、学術、音楽など、全ての分野で全世界を舞台にして活躍し、夢をつかんでほしい」と述べた。

　優勝した第９チ―ムの権民鉉さん(クォン・ミンヒョン、17歳、江陵女子高等学校２年生)は、「日本の高校生と意思疎通が出来ない難しさの中、一つの目標のために皆が頑張って最優秀賞を受賞して本当に嬉しい」と語った。

　また、同チームの山本大記さん(18歳、神奈川県立湘南高校３年)は、「韓国の高校生と言葉的にコミュニケーションできない厳しい状況を乗り越え、最優秀賞という結果を出せて嬉しい」と語った。