◆1000兆ウォンに迫る家計負債が消費回復の妨げに◆
世界景気回復の勢い不足で輸出は制限的な回復にとどまり、家計負債の圧縮、企業投資の委縮などで内需回復も遅れ、2014年も成長率は潜在成長率(約3・5~4・0%)水準を超えるのは難しいだろう。
IMF(国際通貨基金)の発表によると、2014年の世界経済は約3・6%成長と予想されている。12年(3・2%)、13年(2・9%)に比べると高いが、グローバル金融危機前の00~07年の4・2%には及ばない。
米国は、負債限度の増額など財政問題が足かせとなる可能性を常に持っている。日本は消費税率の引き上げ、欧州は銀行圏の不良問題や信用不安などの危険要因を依然として抱えている。さらにインドなど新興市場国の金融・外為市場は、米国の量的緩和縮小に対して非常に脆弱な状態だ。ドルに対するウォン高、先進国の製造業復活の強化、保護貿易主義なども輸出回復に制約をかけるだろう。
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