韓国とオーストラリア間のFTA(自由貿易協定)が、早ければ来年1月にも発効する見通しとなった。産業通商資源部は、キャンベラで韓豪FTAに仮署名したと発表した。上半期(1~6月)中に正式署名をし、両国で必要な国内手続きを踏んだ後、速やかに発効させることで合意した。
オーストラリアは協定発効後5年以内に、ほとんどすべての品目(品目数99・5%、金額100%)で関税を撤廃する。韓国は10年以内に大多数の品目(品目数94・3%、金額94・6%)で関税を撤廃する。
オーストラリア側は、韓国の主力輸出品目である中・小型ガソリン車、小型ディーゼル車、ディーゼル貨物車をはじめ、家電製品、冷延鋼板などに賦課する5%の関税を協定発効即時に撤廃する。大型ガソリン車、中型ディーゼル車、自動車部品などの関税は3年以内になくす。韓国側は乗用車、貨物車、自動車部品に対する関税を即時撤廃する。
オーストラリアは協定発効とともにすべての農産物に対する関税をなくすが、韓国は品目数基準で61・5%を10年以内に撤廃する。コメなど一部の農産物の関税は維持される。水産物では、韓国側が品目数基準で90・3%の関税を10年以内に撤廃する。オーストラリア側は、韓国が多く輸出するノリ、マグロを含むすべての水産物の関税を即時撤廃する。
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