韓国の大型造船会社は世界の海洋プラントの31%を受注している。2010年から毎年 600億ドルを超える受注実績を収め、今年は700億ドル突破を目標にしている。これだけだと韓国がプラント強国のように見えるが、実際はそうではない。国内エンジニアリング人材の不足が深刻化しており、産業通商資源部と企業は、エンジニアリング人材の育成に共同で取り組むことを確認した。
産業通商資源部は「企画・設計の能力が足りず、海外エンジニアリング会社が付加価値の相当部分を担当している。10億㌦のFPSO(浮体式生産貯蔵積出施設)工事を受注しても、国内企業の付加価値の比率は約4億2000万㌦に過ぎない」と説明した。
仁川大橋は全長21・38㌔㍍・6車線で、仁川市の松島と永宗島を結ぶ国内最長の斜張橋だ。世界最高水準の建設技術を集結させた橋でもあるが、工程管理など核心のエンジニアリング分野に関しては全て外国企業が担当した。
英国が工程管理を、日本が構造設計を行っている。サムスン物産などの国内企業は、全体事業費(2兆4000億ウォン)の約半分(1兆3000億ウォン)にあたる施工(設計図に基づいて工事を進行)のみを担当した。
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