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2014/07/18

<トピックス>韓国企業、ベトナム高速道路を来年完工

  • 韓国企業、ベトナム高速道路を来年完工

    ハノイとハイフォンを結ぶ高速道路起工式

 ベトナムの首都ハノイと北部のハイフォン港を連結する「ハノイ―ハイフォン」高速道路10工区が来年の完工を予定し、最終工事が進行している。これは韓国の京仁高速道路に匹敵するベトナム最大の国策事業で、全区間105・5㌔㍍および往復6車線で建設される主要高速道路だ。

 この高速道路が来年末に完工すれば、所要時間は現在の4時間から1時間半に短縮する。韓国の建設企業は高速道路事業の半分である5工区を担当しており、このうち3つは韓国輸出入銀行のEDCF(対外経済協力基金)事業を基盤にしている。代表的なのが南光土建だ。同社はベトナムでのビジネス経験を持っていなかったが、2009年 にEDCF事業の施工会社に初めて選定されたのを機に、その他の工区の事業も受注した。GS建設も同じだ。EDCF資金が投入された7工区を担当後、その他の工区の事業を受注した。
 
 ベトナムの場合、1995年から昨年までの19年間にEDCF資金が19億㌦支援されている。これを基盤にし、ベトナムでの韓国企業の建設受注は昨年29億㌦に達した。韓国の建設企業は国内の建設景気低迷のため苦戦していたが、EDCFを通じて海外で活路を見出している。

 ベトナムだけではない。ラオス、ミャンマー、インドネシアなど東南アジアで経済援助を通じた海外進出競争が熾烈だ。


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