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2014/08/29

<トピックス>対中輸出、品目別で明暗

  • 対中輸出、品目別で明暗

 世界最大の貿易大国の中国にとって、韓国は世界4位の輸入国だ。韓国にとっては世界1の輸出先であり、韓国経済全体に影響を及ぼすほど重要な位置を占めているが、今年に入ってその対中輸出が揺れ始めており、好調品目と不振品目の明暗がはっきり分かれた。

 韓国貿易協会によると、1~7月の対中輸出実績は814億㌦で、前年同期比1・2%減少している。

 10大対中輸出品の中では、半導体が前年同期比23・1%増の134億㌦を記録し、対中輸出品トップを維持している。また、スマートフォン(高機能携帯電話)など無線通信機器が27・5%増の36億㌦、自動車部品15・5%増の35億㌦、鉄鋼板19・0%増の21億㌦とそれぞれ好調だ。

 ところが、マイナスに転落した品目も少なくない。特に石油製品は24・7%の大幅減少で40億㌦にとどまった。警報機など電子応用機器も18・9%減の37億㌦、薄型ディスプレー及びセンサー10・9%減の96億㌦、石油化学中間原料6・3%減の34億㌦と異例の苦戦を強いられた。これら4品目の不振は一時的な現象ではなく、毎月マイナス状態だ。


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