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2016/12/09

<トピックス>明治期外交官・若松兎三郎と韓国:共生のための苦悩 第32回                                   大東文化大学 永野 慎一郎 名誉教授

◆三女・緑は画家の岡本神草と結婚、「拳の舞妓」が高い評価を受ける◆

 三女の緑は、木浦領事勤務時の1905年に木浦で生まれた。仁川女学校を卒業して日本女子大学家政科に進学した。美人で、頭が良く、成績も良いことから兎三郎の自慢の娘であった。

仁川女学校時代には全朝鮮テニス大会で優勝するなど、美・文・武を備えた優秀な娘であったので、若松は特別に可愛がっていた。


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