韓国経済が成長力を回復している。韓国銀行が26日発表した第3四半期(7~9月)の実質GDP(国内総生産、速報値)は、前年同期比3・6%増加した。2014年第1四半期(1~3月)以来、3年ぶりの最高値だ。これで、年間成長率3%達成は確実となった。「所得主導の経済成長」をめざす文在寅政権の経済政策に弾みがつきそうだ。
第3四半期の経済成長率は、前期比では1・5%で、10年第2四半期(4~6月)の1・7%以来、7年ぶりの高水準だ。今期の成長率は前期の0・6%の2倍以上で、民間の予想を大きく上回る伸びだ。
第3四半期の高成長を牽引したのは輸出だ。前期比6・1%増加し、11年第1四半期(6・4%)以来の大きな伸びとなった。輸入も4・5%増加した。
韓国経済は、世界金融危機を回復した2010年に6・5%成長したが、翌11年には3・7%と急降下し、
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