サムスン電子は、京畿道平澤(キョンギド・ピョンテク)の半導体団地に世界最大級の新工場を建設する。半導体生産能力を大幅に拡大し、AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)、ビッグデータ、5G通信などの新たな半導体需要に先制的に対応し、市場の主導権を確固とする戦略だ。投資規模は30兆㌆が予想される。年内に着工、2020年に生産を開始する計画だ。
サムスン電子はこのほど経営委員会を開き、京畿道平澤キャンパス第2工場建設計画案を確定した。経営委員会は理事会傘下に構成された組織で、M&A(合併・買収)や大規模投資などについて議論する最高経営陣の合議機構だ。
平澤半導体キャンパスは現在、2階建ての第1工場1階で3D(立体)のNAND型フラッシュメモリーを生産中だ。昨年新たに2階にDRAM半導体ラインを建設、近く完工する予定だ。
今回の第2工場への投資は、第1工場1階の生産ラインが安定稼働しており、DRAMラインの建設も順調に進んでいるのを受けて決定した。サムスン電子は近く、最終的な投資規模を決め、今月中に平澤市の承認を経て本格的な外郭工事に入り、来年上半期には工事を終える予定だ。
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