韓国で次世代の5G(第5世代)移動通信サービスに用いる周波数帯の競売が18日終了した。これにより、SKテレコム、KT、LGユープラスの通信大手3社は来年3月の5G商用化へ向け準備を本格化している。
世界の通信事業者や機器メーカーが次世代高速移動通信サービスの商用化を急いでいるが、韓国は当初予定より9カ月繰り上げ、世界に先駆けて商用化する見通しだ。
5G時代になれば、現在の数十倍以上の高速・大容量通信が可能だ。スマートフォン向け高速通信のほか、IoT(モノのインターネット)の進化や「つながる車」のコネクテッドカー開発など世界的に投資やサービスの高度化に弾みが付くと期待されている。
科学技術情報通信部と業界によると、今回の周波数帯の競売では、3.5㌐ヘルツ帯域でSKテレコムとKTにそれぞれ100㍋ヘルツ、LGユープラスに80㍋ヘルツが割り当てられた。また、通信量が集中する都心やAR(拡張現実)など最大容量のデータに必要な特化サービスに使われる28㌐ヘルツ帯域は、3社ともに800㍋ヘルツが割り当てられた。今回の競売には3兆6183億㌆が投入された。
5G周波数の競売が終わった上、機器と端末のための5G国際標準が最近完成したことから、韓国の通信3社は、装備・インフラ投資とサービス開発も本格化している。
国内携帯電話市場で加入者数トップのSKテレコムは、
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