◆生産と豊穣、家族のきずなの確認に◆
本紙の発行日、13日は秋夕(中秋節)にあたる。月に玉兎がいるとの伝説は、朝鮮半島を含むアジア全域に見られるが、その元になったのは、以下のような仏教説話である。
その昔、猿、狐、兎の3匹が、山の中で力尽きて倒れているみすぼらしい老人に出逢った。老人を助けるため、猿は木の実を集め、狐は川から魚を捕り、それぞれ老人に与えた。
しかし、何も採ってくることができなかった兎は、自分の非力を嘆き、老人を助けるため、自ら火の中へ飛び込み、自分の体を老人に差し出した。
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